たべっこチョップ!!

雑記ブログ~好きなことを書きます~

ブログ開設日と49日。

昨日はブログの開設日でもあり、

実家で飼っていた猫が亡くなってから

四十九日でもある。

 

今日はその猫について

少し書いてみようと思う。

 

名前は『健(ケン)』。

 

11年前、母と近所のスーパーからの帰り。

道路の真ん中を、おにぎりサイズの生き物がもそもそと動いていた。

車が来て危ないから咄嗟に手を出し、拾ったのが出会いだった。

 

辺りを見回しても親猫の姿はなく、

そのおにぎりをよく見ると、

身体中ノミだらけで

目と鼻は膿でぐちゃぐちゃだった。

それでも可愛いかった。

すごくすごく可愛いかった。

家に連れて帰り、父親に話した。

 

「とにかく体洗ってやるか。」

と父が言い、洗面台で小さな体を潰さないよう、優しく丁寧に洗ってくれた。

その時には、母と父と私で、すでにこの子の名前を決めようとしていた。

”猫を飼う”

家族が増えた瞬間だった。

 

それから動物病院に連れていき、

先生にカルテを作るからと、

ペットの名前は?と聞かれた。

 

名前は『健』。

由来は、健康に育つように、そして

父が高倉健が好きだったから。

 

亡くなるまでの約11年間はあっという間だった。

恐らく猫のことに詳しい方なら分かるかもしれないけれど、寿命ではない。

最後はリンパ腫のガンで亡くなった。

 

先ほど「11年間はあっという間だった。」と書いたけれど、

本当のことを書くと、病気と分かってから

最期の日までの4ヶ月間だけは、

とても濃かった。

毎日が長く感じた。

きっと理由は、

猫の容態が日々違かったから。

恥ずかしながら、初めて、生き物に対して真剣に考えた時間だった。

 

それまで、ハムスターや金魚など、

生き物の生死に直面する機会はあったけれど、猫が死へ近づく日々は、

受け入れるまで時間がかかった。

 

健の最期は、不謹慎な表現かもしれないが、

とても幸せな最期だった。

家族のほぼ全員が死に目に間に合い、

みんなで声をかけたり撫でたりしている中、

静かに逝った。

 

今は、私も家族も少し落ち着いてきた。

けれど、今後いきものを飼う気持ちには

もうなれないかもしれない。

別れは辛すぎる。

 

でも、健が色々なことを残してくれた。

「最後の時までちゃんと生きる」ことを、

教えてくれた。

 

 

ということで、

私は何があっても、

ちゃんと前を向いて息をしていこう!と

思えるようになったのです。

 

このブログで、

これから好きなこと書いたり、

楽しいことを見つけていったり、

時にはおバカなこともするかと思うけど、

この事は忘れずにいよう!と思うのです。

 

 

おちこんだりもしたけれど、

私はげんきです。


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